この間、犬の散歩していると捨て猫をみかけた。
いつも犬の散歩は、川沿いの道を行くことにしているのだが、ちょうど折り返し地点の手前のところに、大きな公園があって、そこの入り口にダンボールに入れられておいてあったのだ。
最初、その前を通り過ぎたときには、小さな子どもを抱えたお母さんが、ダンボールの中をじぃ~と見ていたのだが、その時はダンボールの中を覘かずに通り過ぎたのだった。折り返し地点まで行って戻ってくると、何人かの小学生が、ダンボールの周りを取り囲むようにしていたので気になり、子どもの背後からそっと中を見てみると・・・。
一匹の小さい子猫でした。
どうしたもんかな?と思っていると
子ども達が、
「かわいいねー」
「捨て猫や、かわいそうにな」
「こいつ、○○の家で飼ってやれば」
「え~でも、うちに一匹いるしな・・・。」
「お母さんに聞いてみれば?」
などど話しているのを聞いて、この分なら、この子達にまかせるのが一番だなっと思い、そっとその場を後にすることにした。
散歩の後に、捨て猫を見かけたことを、女子高生のいとこにいうと、「えーほんまに? 猫欲しい!!!」とかいって、自転車で公園まで飛んでいった。
しばらくして、いとこが帰ってきて
「もうおらんかった・・・。欲しかったのに。もう少し早かったら~。なんであたしだけ、猫拾わへんねやろ。友達なんか、もう2匹拾ったのに」
「そんなにポイポイ捨て猫がおってたまるか! オレだって、あんなベタにダンボールに入れられて捨てられた猫なんかはじめてみたわ」
などと言い合ったのだが、あの後、小学生達がちゃんとつれて帰ったようで、ほっとした。
犬は2回拾ったことはあるけれど、猫は初めてでした。
捨てる神あれば、拾う神あり。世の中うまくできてるな・・・と思った出来事でした。